めろんまる競馬日記

総流しが好きです。

【回顧】スプリンターズS 圧巻のパフォーマンス

2020年10月4日(日)

第54回スプリンターズステークス(GⅠ)

中山 芝右1,200m 16頭 晴良

 

1着グランアレグリア

 父ディープインパクトを彷彿とさせる圧巻のパフォーマンスだった。スタートで後手を踏み、道中は後方2番手で直線入り口でも後方のまま。残り半ばでも後方に位置していた。

 残り200mから一頭明らかに違うスピードでグングンと伸び、馬群を一気に飲み込み、さらに2馬身離してしまった。Hペースで展開が向いた影響もあるが、それを差し引いても強かった。

 個人的には、サイレントウィットネスがHペースを押し切ったレースや、デュランダルが大外一気を決めたレース、サクラバクシンオーの引退レースに並ぶ印象的なレースになった。

 

2着ダノンスマッシュ

 スタートはいつも通り今ひつであったが、二の足を使い好位のポジションを確保。4コーナーでモズスーパーフレアを目標に早めに追い出し、直線でも力強く伸び、先頭に立つタイミングで外から飛んできたグランアレグリアに屈してしまった。

 勝ち馬が強かっただけで、スタートからのリカバリー、馬場を考えた直線の進路取りなど丁寧に乗っており、ベストのパフォーマンスを発揮できている。

 

3着アウィルアウェイ

 展開利を生かし3着。あんなに大味の競馬で馬券内とは、このレースを物語っている。

 

4着ミスターメロディ

 卒のない競馬で好騎乗であった。特に3〜4コーナーでの進出は素晴らしい。4着ではあったがモズを追いかけざる得ないなか、力を見せることができた。

 最後の最後で飲み込まれてしまい本当に惜しい競馬であった。

 

10着モズスーパーフレア

 スタートを決め、ハナに立てるかと思いきや外からビアンフェが主張。2ハロン目の10.1秒はこの馬場にしてはかなり早い。

 直線でひと伸びし、GⅠ馬の底力をみせたが前半の無理がたたってしまった。逃げ馬の宿命である。