めろんまる競馬日記

総流しが好きです。

【回顧】マーメイドS 軽ハンデを味方に

 稍重の馬場を平均ペースで流れ、上がりのかかる競馬。内をロスなく回った馬が馬券に絡む。先週までの東京の時計と大違いである。

 実況が間違えて1,000m通過1分8秒と言ったのは笑った。

 

1着サマーセント

 2番手追走で流れに乗り、直線は逃げるナルハヤの頑張りもあり、良い併せ馬の形になった。前走、牡馬の強豪と戦った実績を考えると50キロは軽すぎたか。

 

2着センテュリオ

 エリザベス女王杯4着は伊達じゃない。最重量を背負い2着を確保。無理せず内を回ったことが結果に繫った。エアジーンとは道中同じ位置。違いは直線の内、外である。 

 

3着リュヌルージュ

 1枠を生かし好位置につけ、直線も内から伸びた。ソツのない競馬であった。

 

4着ナルハヤ

 ラスト100mあたりまで粘ったが最後は力尽きてしまった。タフな馬場になった阪神2,000mでこの走りが出来るなら、クイーンSなどで期待できる。

 藤田菜七子騎手、見せ場を作れた。

 

5着エアジーン

 4コーナーで内に入れず、直線は外から伸びるが5着まで。センテュリオとは道中同じ位置にいたがコース取りで結果に大きな差が生まれてしまった。今後に期待が持てる走りだが、52キロの今回はもったいない競馬であった。

 

【回顧】エプソムカップ 東京巧者がモノを言う

 不良馬場のなか1,000m通過59.1秒と厳しい流れ。差し馬にチャンスはなく内を回った先行勢で勝負が決した。

 

1着ダイワキャグニー

  スタートから難なく好位を確保し、直線力強く伸び完勝。プレッシャーがかからない楽な2番手を追走できたことが、直線の余力に繫った。これで東京コース8勝目。内田騎手は16年連続重賞勝利となった。

 

2着ソーグリッタリング

 勝馬と同じく好位で競馬できた。不良馬場だが内を進めたことがよかった。1,600〜1,800mをコンスタントに堅実に走っている。

 

3着トーラスジェミニ

 最低人気136.9倍、波乱の立役者。道中は不良馬場にしては早いと思われたペースを、しぶとく逃げ粘ったのだから内容も立派。過去にも単勝75.3倍、35.3倍、141.8倍で馬券に絡んでいる。今後も人気薄になった時に、頭に入れておきたい一頭である。

 

4着アンドラステ

 唯一外から伸びた馬。末脚目立ちあと一歩で馬券内であった。外枠だったが縦長の展開を味方に好位置を確保、4コーナーで思ったより外を回ったことが痛かった。負けはしたが評価の上がった一頭。

 

6着サトノアーサー 

 差し馬には向かない展開でよくここまできた。能力の高さを感じるがあと一歩、いつ一皮剝けるか、そんな雰囲気のまま6歳春シーズンが終わった。

 

【予想】エプソムカップ 不良馬場のせいで

 GⅠでは壁が高い馬、オープン・リステッドから上昇を狙う馬、1,600〜1,800mを中心に使われてきたオープン馬など多様な出走メンバーである。ここに不良馬場が加わり、予想が困難。当たる気がしないので馬券はシンプルに単複といきたい。

 

本命◎ダイワキャグニー

対抗○アトミックフォース 

 

◎ダイワキャグニー

 他の馬は分からん!

 7勝全てを東京で挙げ、ジャパンカップでは不良馬場を逃げて6着。金鯱賞でも展開に恵まれたが3着と能力ある。コース、馬場、重賞実績根拠はある。

 

15:23追記

◯アトミックフォース

 どうしても気になる一頭。ダイワギャグニーの好走イメージと重なる。新潟記念では上がりの掛かる展開に対応し2着。重い馬場は走っていないが、充実した今ならこなせる。

【予想】マーメイドS 軽ハンデに注目

 軽ハンデ馬が好走する牝馬重賞。梅雨、小回り、重賞初出走馬など難解なレースだ。オッズにも難解な様子がみてとれ、一番人気エアジーンが単勝6倍を切る程度、10倍以下は6頭、最低人気でも70倍前後である。

 

本命◎リープフラウミルヒ

対抗○エアジーン

単穴▲サマーセント

 

◎リープフラウミルヒ

 自在性有り、末脚堅実。福島牝馬Sはフェアリーポルカの2着なら信頼できる。渋る馬場も有利。ハンデ54キロは少し重い。

 とても発音しづらい名前である。由来は「聖母の乳と呼ばれるドイツワイン」だそうだ。

 

○エアジーン

 一番人気の理由が分かる。湾岸Sは勝ったキングオブコージが強かっただけ、ハンデに恵まれ2走前のスピカSぐらい走ってくれれば。

 

▲サマーセント

 3着になった下鴨Sの走りを評価。2着は昨日のジューンSを勝ったサンレイポケット。1着はそろそろ重賞挑戦しそうなヒンドゥタイムズとレベルが高い。50キロのハンデを生かし馬券内に入って欲しい

 

 

 

【回顧】安田記念 GⅠ8勝の壁高く

1着グランアレグリア

 安田記念ではウオッカ以来の衝撃の走り。枠、馬場、ペース、位置取りの全てが噛み合った一戦。ただ運に恵まれたわけではく、池添騎手のエスコートも素晴らしかった。トラック競技のようなロスのない騎乗であった。アーモンドアイを二馬身半離しているのでレーティングも気になるところ。

 秋はスプリンターズSからマイルCSへ向かう予定。戦歴が浅く、使い込まれていない点はさらなる飛躍を感じさせる。

 

2着アーモンドアイ

 VMと違いスタートいまひとつだが、直線も伸びてインディチャンプを差し切ったのだから悪い走りではない。昨年と同じレベルでは走れている。今回の舞台では勝った馬が強かった。馬場、ローテ、出遅れなどあるが勝ち馬との二馬身半は決定的。

 GⅠ8勝のチャンスはまだある。秋に期待だ。 

 

3着インディチャンプ

 今日は位置取りが一つ後ろだったり、直線で少し進路が無かったりしたが、安定した実力でアーモンドアイと僅差。さすがはGⅠ2勝馬。今回のようにスペシャルな馬がいる場合は、少しだけ使える脚が短い分、レースの巧さが加わらないと勝ち切るのは難しいのか。

 

4着ノームコア

  外から豪快に伸びてあと少しで馬券内。VMからアーモンドアイとの差を詰めたのだから素晴らしい走り。東京マイルは合う。

 

5着ケイアイノーテック

 4コーナーから早めに仕掛け、先頭をうかがう走りに驚いた。もうワンテンポ待ってもよかったと思う。好走したからといって次走買いづらい馬である。

 

6着アドマイヤマーズ

 先行勢で最先着の6着。グランアレグリアに差された後もしぶとく伸びた。休み明けでなければもう少しやれたはず。評価の上がった一頭だ。

 秋は万全の状態でマイルCSに出走して欲しい。

 

7着ダノンキングリー

 それなりに走っているが一級線の集まるマイルではいいところがなかった。

 

8着ダノンスマッシュ

 役割は果たした。スタートよくすんなりハナを奪い、ペースを落とすことなく好レースを先導した。アーモンドアイと0.4差は立派。

 

11着ミスターメロディ

 スマッシュとの馬連を勝っていたので、スマッシュに並びかけようとした時に夢を見た。1,600mは長かった。

 

13着ダノンプレミアム

 馬場なのか、気持ち面の問題か負けすぎである。