めろんまる競馬日記

総流しが好きです。

【懐古】ディープスカイ 日本ダービー(2008年)

 f:id:meron-maru:20210328231222p:plainこんにちは。めろんまるです。

 

 四位Jがダービーを連覇したディープスカイの思い出を振り返りたいと思います。

 

 人気を確認すると単勝オッズ3.6倍。ディープスカイの実力に懐疑的なファンが多かったはず。私も疑っていました。

 

 初勝利は6戦目、本格化前とはいえ未勝利の2,000mで敗れており、1,800mの毎日杯までしか実績がありませんでした。どこかマイラーのような雰囲気があり、距離はギリギリこなせるであろうという感覚でいました。

 

 前走のNHKマイルは後方待機から、バラけた直線を内から伸びて差し切り勝ち。息の長い末脚をみせ、東京は合うと皆思っていたと思います。

 

 ダービー当日。馬場は内有利で1枠1番の好枠でしたが、後ろから行く同馬にとっては不利。直線は内で馬群を捌くのか。または馬場差を承知で外を回すのか難しい枠になりました。

 

 四位Jは、ダービー1番人気とは思えない腹を括った騎乗をみせます。

 

 好スタートから、ポジションはを取りにいかず馬なりのまま後方へ。道中は包まれる位置にいたが何のその。余計なことはせず、じっくりと末脚を溜めている。千メートル通過は60.8秒の平均ペースで流れていました。

 

 3、4コーナーで進路を確保するためやや外目にポジションを移す。各馬動いてスペースが空いたところを上手く利用しおり、細かな技術が光ります。

 

 直線に入り前が壁になっていましたが。一目散に大外に進路を切替スパート開始。

 

 道中溜めた末脚を発揮。グングンと伸びて、内を突いたスマイルジャックを1馬身半差し切り勝負。

 

 距離ロスの大きい競馬だったが、馬の良さを存分に生かした騎乗。強い馬がダービーを勝つとは、小細工いらずにこういう事なんだろうと思った。

 

 四位Jも喜びかたも昨年のウォッカより落ち着いてる印象であり、心に余裕があったのか。

 

 その後はウオッカ、ダイワスカーレットの3着になった天皇賞(秋)や、上手く乗ったディープスカイを、直線不利ありながら100mだけの競馬でウオッカに交わされた安田記念が思い出に残る。4歳夏に屈腱炎を発症し、アグネスタキオンの後継種牡馬となるべく引退した。

 

 充実すると言われる4歳秋シーズンを見れなかったことは大いに残念で、無事是名馬が段々と分かってきた時期である。