2020年8月9日(日)
第25回エルムステークス(GⅢ)
札幌 ダ右1,700m 14頭 晴良
1着タイムフライヤー
2歳王者の復活というべき完勝であった。ダートに活路を求めたが、重賞ではワンパンチ足りない競馬が続いた。前走に続き、鮮やかな競馬で初ダート重賞制覇となった。
発馬してからある程度出していき、中段につけた位置取りはルメール騎手の好騎乗。最終コーナーでウェスタールンドが捲ってくるが、慌てずに並んで直線へ。叩き合いになるかと思われたが、直線までスムーズな競馬ができた分、余力があり楽に抜け出しゴール。
2着ウェスタールンド
発馬してすぐ控える腹を括った騎乗。道中も位置取りは後ろ。勝負所では縦長の捲りやすい隊列となった。3コーナーから動き、豪快な捲りをみせ最後はタイムフライヤーに屈するが、この馬の競馬は出来た。
3着アナザートゥルース
発馬後、促していき2コーナーで2番手を確保。58キロを背負っての理想的な位置取り。直線では1、2着馬に呑まれてしまうが、ハイランドピークを地力で捻じ伏せ3着を確保。安定感はさすがである。
4着ハイランドピーク
例年通り走っているが今回は先着した相手が強かった。発馬から好位につけて、良い競馬だった。直線ではアナザートゥルースより脚色がいいように映ったが、最後は相手の地力に負けた印象。
5着ワンダーリーテル
直線よく追い込んだ。3、4コーナーで置かれてしまい直線では大外になってしまった。好位に付ける競馬もできるだけに、次走の巻き返しに期待したい。